メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2019視察

インフラ点検用のドローンの開発状況をレポート

今回の同イベントは、750社以上の出展となり過去最大規模になったそうで、その背景には、日本の抱える大きな課題「少子高齢化による人材不足」があるようだ。足りない人材を何で補うか?というテーマで考えたときに機械化というのは、日本のお家芸とも言うべき技術が応用でき 最も実現性があるからだと思う。その中でもドローンにフォーカスしてみてみると、その方向性や実現性が見えてくる。

点検系ドローンの方向性

点検系ドローンをどのような現場で活用するかについて、昨年の同イベントの内容と今年の内容を比較すると、昨年は、太陽光パネル、インフラ、ビル外壁が主なものであったが、今回は橋梁、ビル外壁、狭小空間と具体的に的を絞った点検をテーマにしたものが多かった印象である。 また、昨年あまり言われてなかったテーマが「非GPS環境飛行」である。理由は、昨年までは、ドローンが飛行できる前提で点検に使用可能としていたところが多かったが、実際はGPS電波状況が悪い現場が多く、まともに飛行できないことが判明したことと、国交省の平成28年度無人航空機事故事例の中で、GPS関連の事故は3.5%起っており、道路や鉄道、市街地といったところで点検させるのはリスクが高いことである。非GPS環境で飛行させるには、GPS以外の方法で位置を捕捉しなければならないが、レーザー計測、下方カメラ映像解析、ステレオカメラによる障害物検知技術などを駆使して飛行が可能になってきている。また、球体バンパーを取り付けて位置情報なしで対象物にあたりながら飛行し、狭い空間の点検を行なうドローンや、FPVを使用した小型ドローンが開発されており、タンク内部や配管シャフト、屋内クレーンなど人が点検し難いところでの点検に使用されはじめている。 そのほか、GPS電波の状態が安定したところから、超高解像度(1億画素以上)のカメラで撮影し、画像を0.1ミリ単位で解析する技術も出てきている。より安全に、より高精度に、過酷な現場でドローンが活躍するときはもうすぐそこに来ている。

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